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DWARVES' DISCOVERY LOG
〜 ドワーフたちの発掘日誌 〜


炭鉱最奥で“ライトグレー”! 黒じゃない70-200の夜
夜更けの坑道。湿った空気、ランタンの灯り、三人の足音。 「おい!俺は鼻が利くんだ、今日は当たりの匂いがする!」ロベルトが前を行く。 「みんな、足元だけは慎重にね。ケガだけはしないでね。」プラムが笑う。 「皆さん、静かに。微かな反射……金属面ですね。行きます」ノーチェルがしゃがみ込み、古い木箱をこじ開けた。 銀色じゃない、でも闇に浮く明るい影。「おい!これは――」「落ち着け私。まだ“これは”しか言ってない」ノーチェルが自分に小声でツッコミを入れる。 布を外すと、すっと現れた長い筒。ライトグレーの肌がランタンをやさしく跳ね返す。「やっぱり来たか!俺はこんなのを見つけてきたぜ!宴だぜ!」ロベルトの声が坑道を走った。 箱の横に貼られた紙。型番がはっきり読めた。「Nikon AF-S VR NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED ライトグレー…名前、長っ」プラムが目を丸くする。 「通常はブラック個体が主流。ライトグレーは少数で、いわば“鉱脈の枝”。見かける頻度が違います」ノーチェルが淡々と告げる。「つまりレア。俺の胸もレアに高鳴る!」...
2025年11月11日


炭鉱の作業台で決断。カロリーの中判を出します
坑道上がり、作業台に集まる三人。湯気の立つマグカップと軍手。 「ねーみんな」カロリーがそっと箱を置く。「僕の、大事なやつ…出そうと思うんだ」 「お?」ロベルトが眉を上げる。「俺、てっきりごちそうを隠してるのかと思ったぞ」 「私も少し驚きました」ノーチェルがメガネを拭く。「理由を聞いても?」 カロリーは角の擦れも愛おしそうに撫でた。黒い塊、金属の重み。 「僕ね、次の人にスナップで使ってほしい。現場向きのカメラだからさ」 「現場気質ねぇ。いい言葉だ」ロベルトがニヤリ。「で、何を?」 「MAMIYA M645 1000S 80mm F2.8 AEファインダー セット。僕の相棒」 ノーチェルが身を乗り出す。「皆さん〜!私、少しだけ言わせてください」 「始まったぞ」ロベルトが笑う。 「このセット、骨組みが実直です。ボディは手の中で“道具”として落ち着く。80mm F2.8は中判らしい面の出方で、距離感が素直。AEファインダーが載るので露出の判断が一手早い。中判スナップ派には、移動と決定のテンポが作りやすい。つまり“迷わず切る”側に寄ってくれるのです」...
2025年11月5日


炭坑ピットで発掘騒ぎ!正方形の主、現る。
昼休みの炭坑。ロベルトが弁当をほおばり、ノーチェルは軍手を干し、粉じんが光の帯になる。そこへトマソンが土まみれで飛び込んだ。 「おい!オイラは宝を見つけたぞ!宴の用意はどうした!」 「落ち着け。ここ坑道、ここ昼休み」ロベルトがツッコむ。 「いや、宴は心で始めればゼロ秒だ」トマソンが胸を張る。二枚目顔。…トンカチはにぎられたままだ。 土を掘り返すと黒い金属の塊。四角い顔。腰を落として覗く窓。 「ZENZA BRONICA SQ-A…ですか。しかもウエストレベルファインダー、ZENZANON-S 50mm F3.5、120フィルムホルダー、スピードグリップまで」 ノーチェルの声が少しだけ上ずる。 「オイラの鼻が言った。正方形の王が眠ってるってな」 「王? 主に6×6判の世界の話だな。覗くと左右が逆になるんです。だから構図が一拍遅れて頭に入る。その遅れがいい。落ち着いて置ける」ロベルトが肩を回す。 「正方形はね、端に追いやられた余白が主役を奪い返す場なんですよ」ノーチェルが指でフレームを作る。 トマソンがグリップを握る。 「指が勝手に巻き上げレバー回し
2025年10月23日


坑道のドラゴン、抱えてたのは“赤帯の85”
炭鉱の朝。湯気立つコーヒー、鉱車のきしみ。「おい!オイラは宝を見つけたぞ!」トマソンが肩で息をしながら登場。「また何かやらかしたかいの」ヘベレケが工具を置く。「静かに。今日のミッション、最奥の巣を確かめるんでしたね」ノーチェルはランプを持ち、ひと言だけ。...
2025年10月13日


トロッコ急停車!中判6×7、坑道でまさかのブロニカ祭
昼休み、坑道の奥。鉄の匂いと湯気の中、僕らはガタつくトロッコを点検していた。 「うむ、今日のミッションは簡単じゃ。トロッコのブレーキ直して、帰りにひと仕事ぶんの夢を拾う」チョウ・ロウが盃を置く。 「僕、押す係いくよ!」カロリーは袖をまくる。...
2025年10月12日


炭壁ドンで広角ドン!24mmが穴から出た夜
坑道の夜勤。湿った空気と遠くの発電機の唸り。オイラことトマソンが鼻をひくつかせた。「おい!オイラの勘が言ってる、ここ掘れ宝だ!」「なぁ〜トマソン、先に乾杯の理由を掘り当ててくれんかのう」ワシ、ヘベレケはツルハシを杖にニヤリ。横でランプを磨くノーチェルが冷静に言う。「私、粉塵...
2025年10月11日
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